プロ工具専門店のジャパンツール





スイコー ローリータンク(貯水タンク)の選び方

スイコー ローリータンク(貯水タンク)の選び方

ホームローリー・スーパーローリー・スカットの違いとおすすめサイズ

農作業での散水・防除、建設現場での作業用水の運搬・貯水、家庭用や災害時の生活用水の備蓄まで、幅広いシーンで活躍する「ローリータンク」。中でもスイコー製は耐久性と実績で定評があり、ジャパンツールでも人気の高い商品です。ただし「ホームローリー」「スーパーローリー」「スカット」という3つのシリーズがあり、どれを選べばよいか迷う方も少なくありません。本記事では、3機種の違いとおすすめの容量、選び方の4つのポイント、バルブなど部品の取り付け方まで、初めての方にも分かりやすく解説します。

ローリータンクとは?用途とスイコー製が選ばれる理由

ローリータンクとは、水や薬液などの液体を運搬・貯蔵するためのポリエチレン製タンクです。一般的なポリタンクよりも大容量のモデルが多く、農業・建設・家庭園芸など幅広い現場で使われています。

ローリータンクの主な使用シーン

  • 農作業:散水や防除に使う水・薬液の運搬、圃場での一時的な貯水(農業用の貯水タンクとして)
  • 建設・土木現場:作業用水の運搬や仮設的な貯水タンクとしての利用
  • 家庭菜園・ガーデニング:散水用の水をまとめて確保しておく
  • 災害・断水時への備え:生活用水をあらかじめ備蓄しておく

スイコー製が選ばれる理由

スイコーのローリータンクは、回転成形という工法によって継ぎ目のない一体成形で作られており、衝撃や劣化に強いことが特長です。本体材質はポリエチレンで、屋外の過酷な現場でも扱いやすい設計になっています。また、家庭用の小容量モデルから現場用の大容量モデルまでラインナップが幅広く、用途に合わせて選びやすいこともメリットです。

スイコー ローリータンク3機種の違いを比較

スイコーのローリータンクには「ホームローリー(HLT)」「スーパーローリー(SLT)」「スカット(SKT)」という3つのシリーズがあります。まずは特徴を比較表で確認してみましょう。

 

機種 容量ラインナップ 特徴 こんな方におすすめ
ホームローリー (HLT) 50L〜500L

(5サイズ)

軽量でカラーバリエーションが豊富な入門モデル 家庭菜園や少量の散水用途で気軽に使いたい方
スーパーローリー (SLT) 100L〜3,000L (12サイズ) 業界標準ともいえる幅広いラインナップの定番モデル 農業や建設現場の作業用水として本格的に使いたい方
スカット (SKT) 100L〜1,200L

(7サイズ)

タンク内に液が残らない「完全液出し型」の上位モデル 薬液や水を残さず使い切りたい方、洗浄の手間を減らしたい方

   ホームローリータンク1.ホームローリー(HLT)-家庭・軽作業向けの定番モデル

ホームローリーは50L・100L・200L・300L・500Lの5サイズを展開する、スイコーのエントリーモデルです。レモン・ブラック・ブルー・グリーン・レッド・オリーブの6色から選べ、軽量で持ち運びしやすいのが特長。家庭菜園の散水や、飲料水・生活用水の運搬など、日常的な用途に向いています。

商品ページを見る ▶

 

スーパーローリータンク

2.スーパーローリー(SLT)-現場の基本になる標準タンク

スーパーローリーは100L・200L・300L・400L・500L・600L・800L・1,000L・1,200L・1,500L・2,000L・3,000Lの12サイズをラインナップする、スイコーの標準モデルです。耐衝撃性・耐久性に優れ、農業の散水・防除用水や、建設・土木現場の作業用水の運搬まで幅広く対応します。ジャパンツールでの取り扱いはSLT-1000(1,000L)が中心で、現場で最も選ばれやすい容量帯です。1,500Lなど大容量サイズは、防災用の貯水タンクとしてまとめて備蓄したい場合にも向いています。なお、据付設置や埋設用途での使用は推奨されていないため、あくまで運搬・一時的な貯水用としてご利用ください。

商品ページを見る ▶

 

スカット タンク

3.スカット(SKT)-残液ゼロの上位モデル(完全液出し型)

スカットは100L・200L・300L・500L・600L・1,000L・1,200Lの7サイズを展開する上位モデルです。最大の特長は、タンク内に液体がほとんど残らない「完全液出し型」であること。洗浄の手間がかからず、薬液や液体を無駄なく使い切りたい場面で重宝します。ボディカラーはブラック・オレンジから選べます。

商品ページを見る ▶

 

用途・シーン別のおすすめモデルと容量(貯水タンクとしての活用例)

自分に合ったローリータンクを選ぶには、まず「何にどれくらいの量を使うか」をイメージすることが近道です。ここでは、家庭用の貯水タンク・農業用・防災用など、用途別のおすすめモデルをご紹介します。

家庭用の貯水タンクとして使うなら「ホームローリー 100L〜300L」

毎日の水やりや、ちょっとした散水用途であれば、軽量で扱いやすいホームローリーの100L〜300Lサイズがおすすめです。家庭用の貯水タンクとして庭先や玄関先に置いておける手頃なサイズで、女性やご高齢の方でも移動させやすい重さです。

ホームローリー 詳細

商品ページを見る ▶

 

農業用の貯水タンク・雨水タンクには「スーパーローリー 500L〜1,000L」

広めの圃場での散水・防除や、建設現場での作業用水の運搬には、容量に余裕のあるスーパーローリーの500L〜1,000Lが向いています。雨水を貯めておいて散水や洗車用水に再利用する「雨水タンク」としての使い方にも適しており、耐久性が高いため繰り返しの現場利用にも耐えられます。

スーパータンク

商品ページを見る ▶

 

薬液の使い切りや洗浄の手間を減らしたいなら「スカット」

農薬や薬液など、タンク内に残さず使い切りたい液体を扱う場合は、完全液出し型のスカットが適しています。洗浄の手間が減る分、作業効率も上がります。

スカット

商品ページを見る ▶

 

防災用の貯水タンクとして備えるなら「1,000L〜1,500Lクラス」

災害時の断水に備えて生活用水をまとめて確保しておきたい場合は、スーパーローリーの1,000L〜1,500Lクラスが目安です。少人数の家庭や日常使いであれば、ホームローリーの200L〜500Lでも十分な備蓄量になります。防災用の貯水タンクは設置スペースを取るため、置き場所のサイズに合わせて容量を選びましょう。

ローリータンクの選び方4つのポイント

1.必要な容量と設置スペースで

まず、どれくらいの水量が必要か、そして設置・保管場所の広さを確認しましょう。容量が大きいほど1回あたりの補充・運搬の手間は減りますが、その分サイズも大きくなります。例えばスーパーローリー1000Lは幅・奥行ともに約1,200mm、高さ約1,020mmあるため、置き場所の寸法は事前に測っておくと安心です。

2.完全液出し型かどうかで選ぶ

水を使い切る前提であれば通常モデルで問題ありませんが、薬液や決まった量を無駄なく使い切りたい場合は、残液が出にくいスカットのような完全液出し型を選ぶと洗浄の手間を減らせます。

3.材質・カラー(黒・オレンジなど)で選ぶ

スイコー製ローリータンクの本体材質はいずれもポリエチレンで、耐衝撃性に優れています。カラーはホームローリーがレモン・ブラック・ブルー・グリーン・レッド・オリーブの6色、スーパーローリー・スカットはブラック・オレンジの2色展開です。一般的に、濃い色のタンクほど光を通しにくく、内部での藻の発生を抑えやすいといわれています。屋外に常設する場合は、直射日光による劣化や水温上昇も踏まえて、設置場所やカバーの有無と合わせて色を検討しましょう。

4.マンホール径・付属パーツ・架台の規格で選ぶ

給水や清掃のしやすさに関わるマンホール(注水口)の内径や、バルブなど付属パーツの規格もサイズによって異なります。取り付けたい部品がある場合は、事前に対応規格を確認しておくとスムーズです。また、タンクを安定させる架台(受け台)が必要かどうかも確認しておきましょう。スカットには発泡スチロール製の受け台が付属しますが、設置環境によっては別途、水平な架台を用意すると転倒防止につながります。

バルブ・コックなど部品の取り付け方

ローリータンクの底面には液体を排出する「ドレン部」があり、ここにバルブやコックを取り付けることで、給水・排水をコントロールできます。取り付け方に関するお問い合わせも多いため、基本的な流れをご紹介します。

ドレン部のネジ規格(スイコーオリジナル規格)

ジョイント

スイコーのローリータンクのドレン部は、スイコーオリジナルのネジ規格を採用しています。専用の「ジョイント」を使うことで、一般的な25Aまたは40Aのメスネジ規格に変換できます。なお、ホームローリー50は標準で25Aのメスネジ仕様です。

ジョイント取り付け詳細

ジョイント・ニップルを使った取り付け手順

  1. タンクのドレン部に、スイコー純正の「ジョイント」を取り付けて規格を変換します。
  2. ジョイントに「ニップル」を接続し、バルブやコックを取り付けられる状態にします。
  3. バルブ・コックを接続し、緩みがないかを確認して完了です。

なお、スーパーローリー(SLT)は工場出荷時にあらかじめ穴あけ加工が施されており、スリーブバルブを取り付けられる仕様になっています。

ジョイント取り付け詳細

※上図はイメージ図です。実際の部品形状は商品により異なりますので、詳細は各商品ページの写真をご確認ください。

取り付け時の注意点

部品の接続部分は、締め付けが緩いと液漏れの原因になります。取り付け後は少量の水で試運転し、漏れがないかを必ず確認してから本格的に使用してください。部品の型番や適合サイズが分からない場合は、お気軽にジャパンツールまでお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q1.ローリータンクとポリタンク・貯水タンクの違いは?

一般的にポリタンクは20L前後までの小容量タイプを指すことが多く、ローリータンクはそれ以上の中〜大容量帯(50L〜3,000L)を指すことが多い呼び方です。「貯水タンク」は、こうしたローリータンクやポリタンクなど水を貯めておく容器全般を指す、より広い呼び方になります。用途に応じて必要な容量から選ぶとよいでしょう。

Q2.ローリータンクのメンテナンス方法は?

使用後はタンク内部の液体をしっかり抜き、水で内部を洗浄してから保管しましょう。特に薬液を使用した場合は、残留物が固着する前に洗浄することが長持ちのコツです。

Q3.屋外に設置する際の注意点は?架台は必要?

転倒や横滑りを防ぐため、平らで安定した場所に設置してください。満水時は重量が大きくなるため、地面の状態や周囲の安全にも配慮しましょう。地面に凹凸がある場合や、地面からの湿気・汚れを避けたい場合は、水平な架台(受け台)の上に設置すると安定性が高まります。また、直射日光や凍結が気になる環境では、設置場所や保管方法も工夫すると安心です。

Q4.どのくらいの期間使えますか?

使用環境やメンテナンス状況によって異なりますが、屋外での常時使用よりも、使用後に洗浄・保管する運用のほうが長持ちしやすい傾向にあります。ひび割れや変色が見られた場合は、破損する前に交換をご検討ください。

Q5.タンクの色(黒・オレンジなど)はどう選べばいい?

濃い色のタンクは光を通しにくく、内部での藻の発生を抑えやすいというメリットがあります。一方で、屋外の直射日光下では黒系の色のほうが熱を吸収しやすく水温が上がりやすい面もあります。設置場所が屋内か屋外か、また景観になじむ色かどうかも踏まえて選ぶとよいでしょう。

まとめ|スイコー ローリータンクのおすすめ商品一覧

ローリータンク選びのポイントは、「①容量とスペース」「②完全液出し型かどうか」「③材質・カラー」「④付属パーツの規格」の4つです。まずは用途と設置スペースをもとに容量を決め、そこから機種を絞り込むとスムーズに選べます。

商品名 おすすめ容量 特徴 商品ページ
ホームローリー HLT-500 500L 家庭菜園や軽作業向けの入門モデル japan-tool.net(item/000000012641)
スーパーローリー SLT-1000 1,000L 現場の作業用水に幅広く対応する標準モデル japan-tool.net(item/000000012650)
スカット SKT-100 100L 残液ゼロの完全液出し型 上位モデル japan-tool.net(item/000000012642)

用途に合ったローリータンクが分からない場合や、バルブなど部品の取り付けについて相談したい場合は、お電話またはお問い合わせフォームからジャパンツールまでお気軽にご連絡ください。

『※本商品は個人名での発送は承っておりません。必ず法人名(会社名・事業所名・店名・屋号)をお知らせください。』

ページトップへ