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用途別に徹底比較!水中ポンプの選び方

用途別に徹底比較!水中ポンプの選び方

水中ポンプとは、「大量の水を別の場所へ移動させる装置」のことです。
この記事では水中ポンプを初めて購入する方向けに、選び方やおすすめ製品について解説します!

水中ポンプの用途

水中ポンプを初めて購入する方は、水中ポンプに馴染みのない方がほとんどだと思います。水の中にポンプを沈めて、電源を押すと、簡単に水の汲み取りや排水ができます。色々な場面で活躍する万能アイテムです。

 

家庭用水中ポンプの画像 プロ用水中ポンプの画像 水害用水中ポンプの画像

家庭用

プロ用

水害用

風呂水の再利用 浮遊物の多い所 床上・床下浸水
水槽や池の水換 工事現場の排水 道路・畑の冠水
田畑での利用 食品・薬品工場 高潮・津波被害
庭や畑の散水 海水の循環処理

 

水中ポンプの種類と用途別おすすめ製品

水中ポンプは、大まかに分けて4つの種類があります。汲み上げる水の状態が、綺麗で澄んでいる泥や固形物を含むかなどで分類されます。

 

※製品の品番をクリックすると製品詳細がご確認いただけます。

 

清水せいすい用水中ポンプ

清水:濁りや異物が混ざっておらず、透明度が高い。

用途:水槽や池の水換え庭や畑の散水風呂水の再利用

 

ファミリー水中ポンプの画像

おすすめ製品:ファミリー水中ポンプ
FP-5S(60Hz)
FP-10S(60Hz)
FP-15S(60Hz)

 

汚水用水中ポンプ

汚水:多少の泥や砂が混ざっている。
用途:田畑での利用床上・床下浸水

 

水中ハイスピンポンプの画像おすすめ製品①:水中ハイスピンポンプ
LB-250  60Hz
LB-480  50Hz 60Hz
LB-480A  50Hz 60Hz

 

 

泥水用水中ポンプの画像

おすすめ製品②:泥水用水中ポンプ
EAZ型 50Hz 60Hz

 

汚物用水中ハイスピンポンプの画像

おすすめ製品③:汚物用水中ハイスピンポンプ
PU型
40口径(非自動) 50Hz 60Hz
40口径(自 動) 50Hz 60Hz
40口径(交 互) 50Hz 60Hz

 

工事排水用水中ポンプ

工事排水:砂や泥だけでなく、土砂や草木など多少の固形物を含む。
用途:浮遊物の多い場所の排水工事現場の排水道路・田畑の冠水

 

水中ハイスピンポンプの画像

おすすめ製品①:水中ハイスピンポンプ
HS2.4S 非自動型
HSE2.4S 自動運転型
HS3.75SL 非自動型

 

工事排水用水中ポンプの画像

おすすめ製品②:工事排水用水中ポンプ
EX2型 50Hz 60Hz

 

 

腐食性水用水中ポンプ

腐食性水:金属をサビさせて腐らせる海水や薬品を含む。
用途:食品・薬品工場の排水海水の循環処理高潮・津波の浸水

 

耐食用ステンレス製水中ハイスピンポンプの画像おすすめ製品①耐食用ステンレス製水中ハイスピンポンプ
50SQ-2.4S 非自動型

 

海水用水中チタンポンプの画像
おすすめ製品①海水用水中チタンポンプ
TM型
40口径(非自動) 50Hz 60Hz
40口径(自 動) 50Hz 60Hz

50口径(非自動) 50Hz 60Hz
50口径(自 動) 50Hz 60Hz

 

【購入前】確認しておくべき3つのポイント

 

1.ホースが必要です。

吐出口はきだしぐち(口径)の直径に合ったホースやパイプをご用意ください。(製品に付属してる場合もございます。)

ホースのイラスト

 

2.電源が必要です。充電式ではありません。

使用場所や発電機のコンセント差し込み穴をご確認ください。
穴数が2つの場合は単相(100V)、3つは三相さんそう(200V)の製品が適合します。

コンセントのイラスト

 

3.周波数が合ってないと故障します。

東日本で使う場合は50Hz、西日本は60Hzを選びましょう。

周波数のイラスト

周波数が合わない製品を使うと何が起こるの?

50Hzのポンプを60Hzで運転すると…(クリックで続きを読む)

モーター焼損、ポンプ破損などの故障が生じます。
50Hzの運転に対し、流量は1.2倍、揚程ようていは1.44倍、機動力は1.73倍になります。
揚程の増加により、シール部分やケージングなどの耐圧が問題になります。
また、機動力の増加で、モーターは大幅な過負荷になり、焼損が生じます。

 

60Hzのポンプを50Hzで運転すると…(クリックで続きを読む)

性能が大幅に低下します。
60Hzの運転に対し、流量は0.83倍、揚程ようていは0.69倍、機動力は0.58倍になります。
揚程が大幅に低下するため、揚げ水不能になることもあります。
性能は低下しますが、ポンプ・モーターが故障することはありません。

 

【選び方】スペック比較で大切な4つの数値

水中ポンプの仕組みは、主に4つの部位から成ります。この部位に関する数値を比較することで、自分に必要な性能を持つ製品を選ぶことができます。

・水を取り込む流入口
・実際に水が排出される吐出口はきだしぐち(口径)
・水を吐き出す量を調整する出力部位
コンセント部位

ポンプの仕組みの図解画像

 

1.流入口・吐出口(口径)の大きさ

用途や販売メーカーにより、cm、mm単位で違いがあります。

 

2.出力(kw)

水中ポンプが水を送り出す力を表します。
この数値が大きいほど、強力に水を送り出しますので吐出量も多くなります。

 

3.吐出量(㎥/min)

「1分間で何リットル排水できるのか」を表します。
この数値が大きいほど排水を短時間で行うことができます。

 

4.全揚程ぜんようてい(m)

「何メートルの高さまで水を持ち上げられるのか」を表します。
水を吸い込む水面から、吐出する水面までの高さです。
高低差のある場所で使用する場合は特にチェックしたい数値です。

 

 

 

 

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